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- 乳がん検診について
乳がん検診について
丸の内クリニック健診センターでは、画像検査(マンモグラフィ・乳房超音波)による乳がん検診を施行しています。
- マンモグラフィ
- 乳房超音波
- マンモグラフィ+乳房超音波
乳がん検診は、症状がない方でも1年に1回は受けていただくことをお勧めしています。
- 1. マンモグラフィ(放射線技師が施行)
- 乳腺専用のX線装置を用いた、レントゲン検査です。乳房を片側ずつ、上下あるいは左右から圧迫して、薄く平らにして撮影します。通常、片側2方向とります。圧迫する際に、痛みを感じることがありますが、なるべくリラックスして力を抜くことで痛みが軽減されます。腫瘤(しこり)や石灰化・乳腺のゆがみなどを確認します(石灰化には、明らかな良性のもの、悪性のもの、どちらとも言えないものがあります)。
乳腺の量が多い人(一般的には月経のある人。乳腺組織は年齢とともに、脂肪に置き換わりますが、出産・授乳歴などにも影響されるため、年齢だけでは一概に言えず、個人差が大きいです)では正常乳腺自体が白くうつり(高濃度乳腺)、腫瘤が隠れてしまうことがあります。レントゲン検査のため、妊娠中の方は、基本的に受けられません。
- 2. 乳房超音波(検査技師が施行)
- 診察台の上に仰向けになり、皮膚にゼリーを塗って、プローブ(端子)をあて、乳房の内部を観察する検査です。痛みはなく、体への負担はほとんどありません。検査中は、画面を見やすくするために、診察室を暗くします。数mmの小さな腫瘤(しこり)を見つけたり、しこりの性状が詳しくわかる検査です。細かい石灰化は見えません。
- ◆ 乳がん検診における乳房視触診の廃止について ◆
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丸の内クリニックでは2021年4月から乳房視触診を廃止します。
厚生労働省通知の「がん予防重点健康教育及びがん検診実施のための指針(2016年2月一部改正)」、 および日本乳癌学会診療ガイドラインにおいて、乳がん早期発見への有効性が不明であるとして、乳房視触診検査は推奨しないとの見解が示されております。
これに伴い、当クリニックにおいても乳房視触診検査を廃止することといたしました。何卒ご理解の程よろしくお願い申し上げます。
なお、日頃の自己検診(セルフチェック)における視触診『“見て””触って”』については引き続き重要であると考えられています。
定期的に自己検診を行い、しこりなどの異常に気付いた場合は、乳腺外来を受診されることをお勧めいたします。乳房の自己検診の方法はこちらをご参照ください。
(自己検診の方法は結果報告書にも記載いたします)