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自己検診について
乳がんは自分で見つけることができる可能性が高い『がん』です。日頃から定期的に自分の胸の状態を“見て” “触って”知っておくことで、些細な変化に気付くことができます。
月に1回、下記の手順でセルフチェックを行う習慣を身につけましょう。セルフチェックは、月経終了後の1週間くらいの間に行うとよいでしょう。月経周期後半から月経終了までの間は乳房に痛みや張りがあり、正確な判断がしづらい場合があるためです。閉経後の人は月に1度、日にちを決めて行うとよいでしょう。
しこりの原因は人によってさまざまであり、乳がん以外の原因も多く考えられます。少しでも異常を見つけたら、ためらわずに専門医の診察を受けるようにしましょう。
自己検診で異常がなかった人も、乳がん検診を定期的に受けましょう。また、乳がん検診で「異常なし」といわれた場合でも、自己検診は続けましょう。それを繰り返してください。
集団検診の対象とはなっていない40歳未満の人も、自己検診をしっかり行うことが大切です。
自己検診の方法
- check1 鏡の前で
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- 鏡の前で腕を下した状態で、両方の乳房に違和感がないかをチェックします。
- 両手を上下し、正面・側面・斜めなどから乳房をチェックします。
- 左右の乳房の大きさ、形、乳房の高さに違いがあるか
- 乳房の皮膚の一部や乳頭にへこみ、ひきつれはないか
- 乳頭に異常な分泌液がでていないか、ただれやかさぶたなどはないか
- check2 入浴時に
- 指をそろえて、指の腹でなでるように軽く押さえながら乳房に硬い部分やしこりがないかをチェックします。
(石けんをつけるとすべりがよくなり調べやすくなります)
左乳房は右手で、右乳房は左手で、鎖骨の下・わきの下から乳首まで、「の」の字を書くように丁寧に指を動かします。
- check3 あおむけに寝て
- check2と同じように指をそろえて、指の腹でなでるように軽く押さえながらチェックします。
(背中に枕やクッションを敷くと調べやすくなります)